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【書評】10年間勉強しても英語が上達しない日本人のための新英語学習法

BOOKS

こんにちは、ともです。

 

みなさん、英語勉強していますか?

 

英語についてはあまりいい思い出がない人も多いと思います。

「なんかこれから必要とかみんな(いっつも思うのですが、このみんなって誰のことを言ってるのか)言ってるけど、学生の頃は苦手だったしなー。」

といったあたりでしょうか。

もしくは一度は志したがあきらめた、という人もいるかもしれません。

 

今回は英語学習に関して少しでも関心がある方にはおすすめできると思ったので、感想を。

タイトルは10年間勉強しても英語が上達しない日本人のための新英語学習法」長い!!(笑)

 

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英語はむずかしい!

なんだかいきなり身もふたもないこと言ってますが、筆者のロジャー・パルバースさんはこう言っています。

英語は外国人が習得するには、ものすごい難しい言語である。

10年間勉強しても英語が上達しない日本人のための新英語学習法」より引用

頑張って勉強しようと志高く持つものにクリティカルヒット

 

なぜ難しいのかは明確には述べられていません。

 

「なんだよ、じゃあ無理なのかよ。」

いいえ、大丈夫。

これを読んでいる人は、もう何年も英語を学習してきた人でしょう。

そのような大人が外国語を習得するには、正しい方法で身につける必要があり、ロジャーさんも英語を習得するには学習法において条件があるといっています。

 

だからこそ、

巷にあふれかえっている、英語を習得するのなんて「へのかっぱ!」などと楽しそうな売り文句のタイトルの本には、絶対に手を出さない

10年間勉強しても英語が上達しない日本人のための新英語学習法」より引用

近道だと思っていても、逆にそれが回り道となります。

この本では、いたるところに英語は難しいという記述があります。

難しいものということを意識させることによって、道を間違えないようにしてくれているんですね~。

 

私も一時期「英会話これだけでOK」とか、「1日5分から始める英会話」とかいううたい文句の教材をやっていた時期がありましたが、特に身にもつかず、一か月ももちませんでした。

 

何事も楽しようと考えないこと!英語学習だけでなくて、あらゆることに通ずる考え方ですね。

 

英語の歴史を学ぶ

英語はとんでもなく難しく、複雑で、変則的な言語である

 10年間勉強しても英語が上達しない日本人のための新英語学習法」より引用

 また、難しいって言ってます。(笑)

 

なぜ、複雑なのか。それは英語ができた歴史にルーツがあります。

英語はイギリスで生まれましたが、そもそもイギリスはケルト語」とよばれる言語が古来から使われていたようです。

しかし、イギリスへはるばる海を越えてやってきた5つの異民族の影響で言語形態を変えながら今の「English」になったといわれています。

 

つまり、英語は様々な民族の言語文化の集合体の最終形態としてできた言語だということになります。

 

高校で世界史を習った人ならぼんやり覚えているかもしれません。アングロサクソン人とか...

きちんとルーツを知ることによって、英語本来の言語特徴を知ることができ、それが英語習得にはかかせないということです。

 

確かに、今までの英語学習本の中で英語の歴史を勉強しろ!と書いてある本は少なくとも私は見かけたことがなかったです。

 

英語は音とイメージから学ぶ

 言語とは音である(中略)

日本人にとって英語が難しいのは、日本語にはない「母音」が多いため

10年間勉強しても英語が上達しない日本人のための新英語学習法」より引用

 英語を学習する、特にリスニングとスピーキングを学習するときに音が非常に重要になってきます。

日本にいて聞くことがない音(母音)を急に早口で言われても理解できないのは当たり前。「æ」やら「ə」やら「ʌ」などの発音記号は一度は見たことあるでしょう。

 

英語の音を理解するのには、連接という概念を理解する必要があるとロジャーさんは述べています。

例を出すと、Nice to meet you.  という文。一度は聞いたことあるでしょう。

「ナイストゥーミーチュー」と発音し、「ナイストゥーミートユー」とは発音しません。これは、meet の t の音が you にくっつくことによって起こります。

これを連接といいます。

 

連接についても詳しく説明されていたし、単語ごとに音とイメージのつけ方など、実際の単語の訳とともに書かれていて、「言われてみれば。」と納得する文章も多々ありました。

どうしても単語が覚えられない!という人はこの音とイメージから学ぶという章と、次の15,000語覚えるための1-3-5メソッドという章を読めば、かなり効率的な英語学習ができると思います。

 

なぜ英語をマスターするのか

 内容に関しては、とても濃く、今すぐにでも実践できそうな内容だったのですが、特にこの本のあとがきをじっくり読んでほしいです!

他の人とのつながりを保ち、自分の考えや夢を語り、自分とはまったく違う文化を持つ人々の考えや夢をありがたく感じること、これこそが私たちが外国語を学ぶ第一の動機なのです

10年間勉強しても英語が上達しない日本人のための新英語学習法」より引用

 世界に羽ばたくとか、グローバル化などの言葉の裏にはこのようなことが隠れていることを忘れがちなような気がします。

 

よく言われていることですが、英語はツールです。英語を流ちょうに話すことが最終目標ではありません。

この本はそのツールを身につける上での道筋を示してくれています。

 

個人的には、あとがきから読んでそのあと、はじめに戻って読み始めると、ロジャーさんがどのような思いでこの英語学習法を書いたか、ということがわかり、理解が深まると思います。実践してみようと思いますよ!

 

難しいけどきちんとした学習法でしっかり身につくのが英語。

きちんとした学習法のヒントがここに書いてありました。

これから、英語を学習する人、もうすでに身につけている人まで幅広くおすすめできます。

 

 

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