読むだけではダメ!効果のある読書の仕方。

本は、著者が人生をかけて考えた・体験したことをなんと数千円たらずで買えてしまうというすぐれものです。

また、あなたが今生きている時代よりはるか前の時代の人々の生の考えが知れる、いわばタイムマシーンのようなもの。

(この2文で本を読みたいって思ってくれた人がいたらめっちゃうれしい(笑))

 

そんな本も、読み方ひとつで生かすことも殺すこともできます。

では、読んだ本を身にするためにはどうしたらいいのでしょうか。

 

 

読んで終わり、ではダメ!!

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私の母はよく本を読んでいます

昔は小説を中心に読んでいたのですが、今は年金とか投資関係の本を文字通り読み漁っています。

 

図書館から十何冊も本を借りてきて、ひたすら読む。

図書館のお金関係の本棚の本全部読んだんじゃね?ってくらいに読んでいます。

 

そして、この間投資信託のセミナーのようなものに行ってきたらしいのですが、もらってきたパンフレットを眺めながら一言、

結局何をどうすればいいのかわからん。

 

そう、読んだ本が身についていなかったんです。

もちろん投資信託の本ばかり読んでいたのではなく、株とか違ったお金の本も読んでいました。しかし、投資信託の本も読んでいたわけでそれなりに知識があってもいいはずでした。

 

あんだけ借りてきて読んでいたのに、もったいないなーと感じました。

目を通すだけでは身につかないんです。

 

身につく本の読み方

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原則買う

冒頭でも言ったように、本は著者の人生が映し出されたものです。

人生を買う、といった気持ちで本は買いましょう。

他人の人生を数千円で買える(言い方悪いですが)と思えば本を買って後悔なんてしないと思いますよ。

 

買う本は、自分が身につけたいと思う分野の入門書を何冊か買うようにしたらいいと思います。

もう大学で習ったから基礎知識ある!って人は入門書は買う必要はありません。

 

入門書は、その分野、例えば経済学なら経済学の本の中で、難しい経済学の単語が出てきた際に「(難しい経済学の単語)とは~...」と解説が書いてあるものを選ぶといいでしょう。

また、ぺらぺらっとめくってみて実際に1~2ページ読んでみてなんとか意味の分かるものを選ぶ。難しすぎたら読む気なくしますからね。

勝負の世界でも自分と実力が同じくらいのやつと戦うほうが楽しいでしょ?

 

ひたすら汚す!

買ってきた本の中で一冊選んでさっそく読み始めましょう。

読み進めていくうちに、なるほどなーとか、ここ重要そうだなーというところに線を引いていきましょう。あと、ここの文わからないなーというところにも引いてみる。

 

線を引く意味は、読み返したときに注目するためです。

「なんでここ線引いてるんだっけ?」ともう一度その線を引いた箇所を注意深く読むことで記憶にとどめやすく、身に付きやすくなります。

 

あと、章やチャプター、ページにわたって重要だと思ったところには付箋を張り付けておくこともおすすめです。

この場合、ある物事の結果よりもその導出家庭・論理展開が重要であることが多いです。そこも、のちにじっくり読み返す価値のある箇所です。

 

本に書き込むということに抵抗があるかもしれませんが、もう買ったんだからその本はあなたの本です。どんどん書き込んじゃいましょう。

書き込んだ・汚した分だけ身についたと考えてください。

 

同じ本は3回読む

1回目読み終わりました。完璧に内容理解して説明できますか?

わ・た・し・は・ムリ!伯方の塩のリズムで読んでくれたらうれしいです(笑))

 

ということでもう1回読みましょう。

1回目よりも楽に読めるはずです。だって、1回読んでるもん。

あなたはその本の地図を手にしたようなものです。1回目は地図なしでジャングルだったかもしれませんが、2回目になるとスイスイ読めちゃいます。

 

線を引いた・付箋を付けたところを中心に納得しながら読み進めていけたらオッケーです。

 

2回目読んだ後、ダメ押しのもう1回!そして、次の本に移りましょう。

次の本も同じような分野の本だったら、入門書の1回目よりも楽にその本が読めるはずです。なぜならもうすでに一冊その分野に関する本3回も読んでるから!

 

気を付けること

読書は個人的にまとまった時間で一気にやったほうが効果があると感じています。

毎日15分で12日かけて読み終わるより、2日×1.5時間ですね。

理由は1回目読み終わって2回目読み始めるとき、できるだけ1回目読んだ時の記憶を残しておいてほしいからです。

 

あと、図書館の利用方法ですが、気になる本の中身を確認したいというとき活用してみましょう。書店だとじっくり読めませんが、図書館で借りてしまえば、家でじっくり読めます。読むべき本かそうでないかの判断ははやめにして、読むべきだと判断した際には買って汚してくださいね!